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変数(へんすう)とは

変数とは

変数(へんすう)(あたい)を覚えておく入れもののことです。Arduinoでは英数字を組み合わせて変数を表します。 覚えられる範囲は型によりますが int 型の場合 -32768 から 32767 の整数です。ほかの型や宣言の仕方などがありますが、少しずつ覚えていきましょう。

変数(へんすう)を用意する

変数は使う前に宣言せんげんする(用意する)必要があります。aという名前の変数を使うには

int a;

と書きます。最初はsetup()関数の前に書いておくといいでしょう。

(あたい)を覚える

変数に値を覚える(記憶する、代入(だいにゅう)する、といいます)には「=」の記号を使います。aという変数に10を代入するには

a=10;
とします。「=」の左側が代入する変数の名前で、右側が計算式です。式ですから
a=5+5;
と書いても構いません。
a = analogRead(0)-512;
d = digitalRead(2);
というのも、もちろん問題ありません。

覚えた値を使う

覚えた値をつかうのは簡単です。数字を書いて動作するところには自由に使えます。

pinMode(13, OUTPUT);
digitalWrite(13, HIGH);
a=13;
pinMode(a, OUTPUT);
digitalWrite(a, HIGH);
と書くことが出来ます。

計算に変数を使う

次のプログラムは23番のプログラム例を少し変えたものです。実行するとLEDが点滅します。点滅の間隔はボリュームの角度で0.1秒から2.1秒の間で調整できます。

void setup()
{
    pinMode(13, OUTPUT);
}

void loop()
{
    digitalWrite(13, HIGH);
    delay(analogRead(0)*2+100);
    digitalWrite(13, LOW);
    delay(analogRead(0)*2+100);
}
変数を使うと
int a;

void setup()
{
    pinMode(13, OUTPUT);
}

void loop()
{
    a=analogRead(0);
    digitalWrite(13, HIGH);
    delay(a*2+100);
    digitalWrite(13, LOW);
    delay(a*2+100);
}
と書いたり
int a;

void setup()
{
    pinMode(13, OUTPUT);
}

void loop()
{
    a = analogRead(0)*2 + 100;
    digitalWrite(13, HIGH);
    delay(a);
    digitalWrite(13, LOW);
    delay(a);
}
と書くことが出来ます。点灯の時間に対して消灯している時間を倍にしたいと思ったら、
int a;

void setup()
{
    pinMode(13, OUTPUT);
}

void loop()
{
    a = analogRead(0)*2 + 100;
    digitalWrite(13, HIGH);
    delay(a);
    digitalWrite(13, LOW);
    delay(a*2);
}
と書くことが出来ます。


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