Arduino と電解コンデンサ(耐電圧10V以上、容量10uF程度)を2個と、TA7291Pを用意します。モータの電源として単三形乾電池を3本から4本使う(必要なモータの回転数にあわせる)ので電池ボックスを用意します。配線は上の図のようにつなぎます(図の各部品の縮尺は一定ではありません)。TA7291Pの3番と9番の端子に何もつなぎません。
TA7291Pの端子の役割は次の表のようになっています。ほかのICやモジュールを使うときは参考にしてください。
TA7291Pの端子 | 役割 |
1 | グラウンド(GND) |
2 | モータ出力(OUT1) |
4 | 制御電源端子 |
5 | ロジック入力(IN1) |
6 | ロジック入力(IN2) |
7 | ロジック電源端子 |
8 | モータ出力電源端子 |
10 | モータ出力(OUT2) |
このプログラムを実行するとモータが1秒間回転して、1秒間とまり、1秒間逆に回転して止まります。5秒経過すると、最初から繰り返します。
プログラムは Arudino の 5, 6番のピンを出力にし、LOW, HIGHを切り替えています。 5番ピンと6番ピンの状態でモータにかかる電圧のプラスとマイナスが 表のように切り替わるのでモータが正転/逆転します。 ブレーキは電気的なブレーキとよばれるもので、モータの軸が回りにくくなりますが力をかけると回ります。
Arduinoの6番ピン | Arduinoの5番ピン | - | - | - |
TA7291P の IN1 | TA7291P の IN2 | TA7291P の OUT1 | TA7291P の OUT2 | モータの状態 |
LOW | LOW | オフ | オフ | フリー |
HIGH | LOW | プラス | マイナス | 回転 |
LOW | HIGH | マイナス | プラス | 回転 |
HIGH | HIGH | マイナス | マイナス | ブレーキ/td> |
モータを2つ以上使ってみましょう。同じ回路をArduinoの別の端子(たとえば9ピンと10ピン)を使ってつなぎます。もちろんモータ用の電源は共通にして構いません。