玄箱PROと電子工作で遊ぼう

はじめに

本書はエレキジャック玄箱 PRO サイトで 「玄箱 PRO を Debian 化して遊ぶ」として連載した内容を書籍化したもので す。 本書では、主として玄箱 PRO の Debian 化、環境の構築、ちょっとした電子 工作による外部センサ、小型の液晶モジュール、オーディオ・アンプの拡張をしま す。 外部センサや小型液晶モジュールの接続には USB シリアルを利用します。 シリアルポートを使った拡張は応用範囲が広いので、自作の回路を使っ た拡張に役立てて頂ければと思います。

本書で取り上げるミュージックサーバですが、発想自体はぷらっとホームOpenBlockSSが出た(USB ポートがオプションで追加できたのが画期的でした)ころに、できたらいいなと思っていたことです。OpenBlockSS では、USB周りが安定せず、FreeBSD (on i386 PC) では安定していたものの、PCにそれだけをさせられなかったので、当時は構想でとまっていました。

玄箱 PRO 固有の部分もありますが、PC 上の Linux, FreeBSD, NetBSD で共通 する話題も多くありますので、是非一度ご覧下さい。 書籍の具体的内容は、 紹介ページ の目次や、 「玄箱PROをDebian化して遊ぶ」これまでのまとめを見て頂くと 分かるかと思います。

謝辞

本書では、Linux, Debian プロジェクト, lcdproc, mpd を始めと するフリーウェアを取り上げています。改めてここに作者やこれまで携わって きた方に感謝します。 特に玄箱 PRO の Debian 化, カーネルの更新にあたり、 sushi-k 日誌2を参考にさせて 頂きました。有益な情報をありがとうございました。 門間なむさん美咲フォント がなければ lcdproc の日本語対応は難しかったと思います。貴重なフォント を公開していただいたことに感謝します。

本書(上記サイト)で紹介したプログラムも公開しています。 簡単なプログラムが多いですが、フリーウェアとして活用して頂ければと思います。


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