はじめて触るArduinoの最初の一歩をはじめてみましょう。 中学校で習うぐらいのレベルの英語ですので Getting Startedを一読することをお勧めします。
まずは自分のパソコンのOSに合わせて Arduino IDE (Arduinoのプログラム(スケッチ)を書くためのソフトウェア) をダウンロードします。ダウンロードしたら、Windows Installer版ではインストールをします。それ以外のバージョンでは展開(Windowsなら右クリックで「すべて展開」)します。
Windows パソコンでは Arduino をパソコンで使えるようにするため準備が必要です。 MacとLinuxでは作業は不要です。 ArduinoのボードとパソコンをUSBケーブルでつなぐと デバイスドライバのインストール画面になります。 デバイスドライバは、ダウンロードして展開した Arduino IDE の入っているフォルダ(ディレクトリ)の中の drivers フォルダにあるので、それを指定します。
早速 Arduino にプログラムを書き込んでみます。Arduinoではプログラムのことをスケッチとよぶことがあります。これはアイデアスケッチを絵で描くようにプログラムも気軽に書いて欲しいという思いからだそうです。
Arduino IDE(∞マークのアイコン)をダブルクリックして Arduino IDE を起動します。 Windowsから警告が出るかもしれませんが、問題はないので無視します。
まずはArduino IDEに付属のスケッチを動かしてみましょう。最初は Arduino のボード上にある LED を点滅させてみます。Arduino IDE の「ファイル」メニューから、スケッチの例→01.Basicsの中にあるBlinkを開きます。スケッチを開くとスケッチの内容が表示されます。
Arduino IDEに利用する Arduino のボードと繋がっているシリアルポート(Arduinoとパソコンが通信するために使うもの)を設定します。 まず「ツール」メニューから、「マイコンボード」を開き、ボードの名前をクリックします。 つぎに「ツール」メニューから、「シリアルポート」を開き、ポートの名前をクリックします。 名前が分からないときには USB ケーブルを一度抜いてシリアルポートの名前を見て、 ケーブルを挿したときに現れる名前を確認します。 Arduino Leonard の場合はパソコンに認識されるまでに時間が少しかかる(2回認識されるため) ので、ちょっと待ちます。Mac OS X や Linux で名前が2つ同時に現れる場合には cua がつく名前の方をクリックします。
準備ができたら書き込んでみます。Arduino IDE 左上にある、右矢印をクリックすると コンパイルと書き込みが始まります。書き込みまで終わると「マイコンボードへの書き込みが完了しました」とメッセージが表示されます。 続いて Arduino のマイコンがリセットされ、スケッチが動き始めます。ここでは Arduino ボード上のLED (UNOやLeonardではLの記号が近くにある)が1秒点灯、1秒消灯を繰り返します。
Arduino IDE のスケッチを表示している部分をスクロールさせると下に delay(1000); という行が2行見つかります。この1000の値を小さくしたらどうなるでしょうか(100の整数倍が目安)。書き換えてArduinoに書いて実行してみましょう。また、わざとスケッチを壊して書き込もうとしたらどうなるでしょうか。Arduino も、スケッチの例も壊れたりしないので確かめてみてください。